【三菱ふそう キャンターの警告灯を修理!エンジン警告灯!】門真の自動車整備士が完璧に修理!!

 今回お客様からお預かりしたお車は「三菱ふそう キャンター」です。長距離運転に適したエンジンバランスとドライバーが疲れにくいシートは運送業界から高い評価と人気を有しています。

 キャンターは三菱ふそうの代表車種になります。小型モデルですが、積載量も多くその力強さは中型トラックに負けない存在感です。にもかかわらず普通免許で運転出来るという優れモノ!!今回はそんなキャンターをお預かりしました。

●お預かりしたお車

メーカー・ブランド三菱 キャンター
型式PA-FE70DB
年式・初年度登録2006年
走行距離361858㎞

●故障の症状

 エンジンチェックランプ(オレンジ)点灯。

●故障箇所の特定と診断

 スキャンツールを繋いで診断してみると「P0335エンジン回転数センサー」と表示されました。歯車のハブを読むセンサーが何らかの原因で回転が読めなくなった(エンジンスピードセンサーからの信号が入力されない等の不具合)様です。歯車の欠損や、クラッチダスト&油がセンサー部にこびりついてしまった等の原因が考えられます。

 エンジン回転数センサーは、強力な磁気センサーで歯車(金属)を検出して、エンジンの回転数信号をECUに送っています。回転数ピックアップセンサーと呼ばれる事もあります。

 近代の車には、多くのコンピューター制御技術が搭載されています。トラックといえど例外ではありません。エンジン制御システムは全部で20近く有り、全てのセンサーが正常に機能して初めて、エンジンが最も良い状態になる様調整されています。よって、センサーの異常=エンジンの不具合というよりは、エンジン警告灯の点灯=センサーの不調と考えられます。今回も該当センサーを交換する事で異常信号は消えました。

●故障修理の内容と費用

 先にも起筆しましたが、修理内容はセンサーを交換する事で、警告灯の点灯は消えました。リセットして修理完了です。

作業内容・部品等工賃部品代
スピードセンサー交換8,000円22,800円
故障診断及びエラー消去16,000円 
合計24,000円22,800円
消費税2,400円2,280円
総計51,480円
(2023年12月現在)

●修理後の様子

 修理後、エンジンを回転させて様子を見ましたが、エンジンチェックランプは点灯せず、順調に回復しました。

●まとめ

 エンジン警告灯は、その表示でドライバーに異常を教えてくれています。それ故にドライバーもドキッとしてしまいます。表示色にも意味があり、これは国際規格(ISO)で統一されています。

緑  色緑色は安全のサイン。
黄色orオレンジ黄色かオレンジのチェックランプが点灯している場合は、すぐに運転を中止して援護を要請する緊急事態ではありませんが、何らかの異常がある事を知らせていますので、走行を控え出来るだけ早く対処しましょう。
赤  色赤色は、重大な故障や緊急性の高いトラブルが発生している事を示しています。速やかに停車し、ロードサービスや普段交流のある整備事業者等に援護の要請(修理・点検等)をして下さい。

 近代の車は自己診断機能が搭載される様になり、不具合箇所の範囲を絞り込む事が大変スムーズに行える様になりました。ただ、「P○○○○」を検出した=回転数センサーの交換とは限りません。スキャンツール(外部診断機)だけで無く、オシロスコープを使用する等して、様々なセンサー信号を比較し故障診断を行います。そういう意味では、これらの機器は大変便利で有難い道具であり手段の一つです。ただ最終判断は整備士の経験と五感がモノを言います。現象の確認から原因の推定へ、門真の整備士の経験と五感がフル回転してあなたのお車をお預かり致します。

 お預かりした後も、故障(不具合)内容について丁寧なご説明を心掛けております。「専門的な事を言われてもわからない。」と整備士の話に消極的な気持ちをお持ちの方こそ、まずはお試しあれ!どんな小さなご依頼にも、どんな小さな不具合もにも、門真の整備士が丁寧に対応致します。 

大阪府の門真市・守口市・大東市・寝屋川市でお車の修理のご依頼は門真市松生町の東伸自動車までお問い合わせ下さい!

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