キャンピングカー!12Vエアコン取付!400Aサブバッテリーシステムの電力供給でクーラー約20時間快適稼働!

アイドリング不要!バッテリー上がりの心配要らず!

キャンピングカーが活躍する季節がやって来ました!ゴールデンウィーク前、弊社にご依頼があったのは、まさしくキャンピングカーのサブバッテリーシステムについてです!

RVパーク等施設面の普及が進んだ事もあって、キャンピングカーでのお出かけも年々手軽になってきました。

しかし、RVパークはキャンプ場ではありません。

施設面では充実していますが、あくまでも車中泊できるコインパーキングの様な存在です。オートキャンプ場とは基本的に一線を画しますので、やはりサブバッテリーシステムはキャンピングカーには欠かす事が出来ません。

今回はこのサブバッテリーシステムを利用して、12Vエアコンを装着する事で、更に快適なキャンピングライフが実現しましたので、まとめたいと思います。


キャンピングカーやバッテリーに関して他の記事もございます。ご参考までにご一読いただければ幸いです。

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●キャンパーを支えてくれるサブバッテリーシステム

キャンピングライフをより楽しいものにしてくれる車、キャンピングカー!そしてそのキャンピングカーを格上げしてくれるのがサブバッテリーシステムの存在です。

キャンピングカーの居住の快適性は電力量にかかっていると言っても過言ではありません。

冷蔵庫や電子レンジはもちろんの事、今ではエアコンもマストアイテムと言えますが、どれも電力を食う家電です。

その為、メインバッテリーとは別に搭載され、キャンピングカーの中の家電類に電気を供給してくれるのがサブバッテリーです。

 今回はキャンピングカーにエアコンを取付けたのですが、このサブバッテリーシステムのみで、長時間エアコンを稼働させ、キャンピングカーの快適性をグーンとUPさせるというものです。

まずはサブバッテリーシステムに使用しているリン酸リチウムイオンバッテリーについて見てみましょう。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーとは

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LFPバッテリーとは、正極材料にリン(P)・鉄(Fe)・リチウム(Li)を用いたリチウムイオン二次電池の一種の事を指します。

コバルトやニッケルを使用するリチウムイオンバッテリーより熱安定性が高い事から安全性も高く、長時間使用しても電圧が殆ど下がらないという心憎い程に素晴らしい電池です。  

以前まで良く使用されていた鉛バッテリーは自己放電率が20%に及ぶ為、電圧降下しやすいのが難点ですが、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーはわずか1%と驚異の自己放電率です。

重さも鉛バッテリーの1/3と長所がたくさんありますので、今では蓄電システムやポータブル電源などに多く搭載されています

12Vエアコン装着!

サブバッテリーシステムを利用して、使用する直流エアコン(室内機)はこちらです。

通気口は5つあって、向きは自由に変える事が出来ます(手動)。もちろんホースや金属パーツ、ケーブル、リモコンも付属されています。

電圧DC12V 
起動電流75A 
電力(パワー)750W 
室外機サイズD210×W530×D400㎜(19㎏) 
室内機サイズD240×W460×H320㎜(6.5㎏)

 配管を繋いで、室外機を固定します。室外機取付け直後はこんな感じです。

このエアコンシステムに繋がるサブバッテリーの電源は車内に入ってすぐのところに有ります。

このスイッチをONすると

 この様にサブバッテリーの状況(残量)が表示されます。

 あとは設置したエアコンのリモコンをO~N!するだけ!

施工したのは4月下旬で、少し蒸し暑い日が続いていましたが、運転確認の為にエアコンの設定温度は19℃にしました。

 サブバッテリーの残量は380Ahです。

 エアコンのスイッチを入れた直後(起動電流)は75A(メーカーの開示情報)必要ですが、これは仕方ありません。

家のエアコンでも帰宅してすぐのムワァ~とした部屋を、取りあえず冷やそうと思ったら、パワーが要ります!

今回のエアコンシステムの起動電流をパワー(電力)に換算すると

75A(電流)×12V(電圧)=900W(電力=パワー)

という計算になります。

このまま稼働を続け、約15分経過したあたりで、一旦車内の中に入ってみると~、だいぶ冷えています!4月にしては暑い日でしたが、除湿もされて快適な環境が顕著に現れました!車内が冷えると共に消費電力は徐々に落ちて来て、ここ迄のバッテリー使用量は7Aでした。(すみません!写真撮り忘れました)

 4月と言う事も有って、最終的には車内は寒いくらいでした。これから夏を迎えると、消費電力などはもちろん違った結果になると思いますので、今回はエアコン設置後のテスト数値という事でアップさせていただきます。

 テスト終了後、使用時間と使用後のサブバッテリーの残量から計算すると、1時間当たり約20A(240W)使用した事になりました。かなり優秀です。この結果から単純計算すると、エンジンをかけずに、約20時間使用可能という事になります。

 途中コンプレッサーが停まっているのも確認しているので(車内が冷えるとコンプレッサーが停まる)、こういった点も省エネに繋がっていると思われます。コンプレッサーが停まって少し時間が経つと、車内の温度は上がってきますが、コンプレッサーが停まっている時の電流は約8A位では無いかと思われますので、予想していたよりも良い結果が得られたという印象です。

まとめ

 夏に向けてクーラー!という意気込みが、結果としてリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの威力を思い知らされた結果になりました。

もちろんクーラーの快適さも証明されましたが、鉛ディープサイクルバッテリーからリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに乗せ換えた時の感動が蘇り、バッテリー容量の大切さと充電力がポイントになる事を再実感しました!

 一言で言うなら「快適!」です。キャンピングカーのネックになるのは何と言っても電力不足です。

年々暑くなる一方の気候に、インバウンド等でどこに行っても人で混みあっています。このエアコンシステムとリン酸鉄リチウムイオンバッテリーがあれば、普段の喧騒から離れて、エアコン有り!冷蔵庫有り!電子レンジ有り!そして安定した快適な旅が実現出来そうです。キャンピングカーで過ごしながら、電気に困らない!これはもうほぼ理想通りではないか!とまで思えました。

 今回は、エンジンを掛けずにテストしましたので、これで走行充電有り!ソーラー充電有りになれば、鬼に金棒ではないでしょうか。

最初にRVパークの事を起筆しましたが、このシステムを稼働させる事で、RVパークを利用しなくても(RVパークで途中充電しなくて)、キャンピングライフを十分楽しむ事が可能になります。

 エアコン・冷蔵庫・電子レンジ・マストアイテム(必需品)が無いと、もちろん不便(不自由)が増えてしまいます。でもキャンプの中でマスト(やらなければいけない事)が増えるとしんどくなってしまいます。「充電しなければいけない」「○○しないといけない」・・・せっかくキャンプに来たのに…。

 長旅だったり、雨続きでソーラー充電が思うように出来なかったりと、イレギュラーな事も有るとは思いますが、サブバッテリーシステムはキャンパーからマスト(やらなければいけない事)を減らしてくれて、キャンプ(旅)を楽しむ時間を増やしてくれるアイテムです。キャンプで得られる自由時間、その可能性を現実にしてくれるのがこのサブバッテリーシステムの存在です。

 キャンピングカーにエアコンを取付けて、今回はテスト運転の事を皆様にご覧頂きました。もしお客様がキャンピングカーに新たな価値を・・・とお考えでしたら、どうぞお気軽に弊社までご連絡下さい。キャンピングカーにはリノベーションの可能性がたくさんあります。

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