新学期!秋の生活リズムをリセット!

 夏休みに入ると、起床・就寝時間も食事もどうしてもダラダラとなりがちです。特に今夏はハンパなく暑かったです!! 熱中症指数はほぼ毎日31以上!! 昔は夏休みともなると毎日外で遊んでいましたが、今は暑さに加え、子ども達の安心安全も脅かされる事件事故等も多く、簡単に「外で遊んでおいで」と言えない時代になりました。とは言え、子ども達がスムーズな新学期をスタートさせる為に、そして大人も夏の疲れを残さない為に、今回は生活リズムのリセットを特集したいと思います。

環境省 「熱中症予防情報サイト」より

https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php

●まずはモード変更

 夏休みの間も出来るだけいつも通りの生活をするのが理想ですが、夏休み特有のイベント等も有り、夜更かしをしたり、朝ゆっくり起きたりと、どうしても学校がある時とは違う生活になりがちです。

 二学期の登校日初日に、いきなり元通りというのは子どもにとってもしんどいものです。急なギアチェンジで大人も子どももしんどくならない様に、夏休みが終わる一週間位前から、起床時間を整えましょう。乱れた体内時計のリセットはまずは起床時間からスタートです。

 そして、学校に行っている時と同じ時間に朝食を摂り、少しずつ夏休みから学校がある時のモードに変更するようにしましょう。

 これだけ暑いと「運動」もなかなか難しいですが、少しでも涼しい時間帯を狙って軽く運動する事をおススメします。ウォーキングやラジオ体操程度でOKです。規則正しい生活に+適度な運動で快眠をゲット!朝気持ちよく起きれると一日が爽やかにスタートします。これだけで体内時計のリセットはゲット出来たも同然です!大人は家の中だけではなく、職場や外出先等でも冷房の風で体の中が冷える傾向にあります。夏こそお風呂にゆっくり使って、冷房で冷やされた体を温めましょう。

夏の特徴

 陽の気が一年で一番強くなり、新陳代謝も活発になるのが夏です。それだけに気付かない内に水分が失われ、エネルギーも多く消耗しています。特に日本の夏は蒸し暑い為、熱がうまく発散されず体に籠ってしまいがち。これが不眠に繋がったり体調不良の引き金になります。

●豆乳もちでリセット

 「東伸NEWS 7号」に掲載致しました「ママもキッズも『豆乳もち』でリセット」をご紹介したいと思います。まず「なぜ豆乳?牛乳じゃだめなの?」というところからお話したいと思います。

 レシピの面から申し上げると、牛乳でも豆乳でも同じ様に作る事が出来ます。手間も全く同じです。

 大豆も牛乳も薬膳の「五性」でいうところの「平」という分類に入ります。「じゃぁ、牛乳でもいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、今回は豆乳の持つ効能や栄養等にスポットを当ててお伝えしたいと思います。

五性働き・効果等代表的な食材・調味料
・体を温める作用が強い食べ物 ・寒い季節に摂ると効果的 ・のぼせ、体に熱がこもりやすい人は摂りすぎ注意にんにく、山椒、とうがらし、胡椒、 大葉、ねぎ、かぼちゃ、玉ねぎ、柑橘類、栗、羊肉、鶏肉、ウナギ、鰯、鮭、エビ、酒、酢、黒糖等  
・体を温める作用があるが、熱よりはマイルド ・冷えや疲労回復を改善
・体を温めも冷やしもしない食べ物 ・体質や季節に関係なく食べる事が出来る ・他の性質の食材とも合わせやすいキャベツ、とうもろこし、白菜、山芋、サツマイモ、ジャガイモ、りんご、ゴマ、大豆、お米、
・体を冷やす効果があるが寒よりはマイルド ・微熱やほてり、のぼせに良い。 ・消炎、解毒作用があり、体を潤すセロリ、大根、冬瓜、ナス、レタス、メロン、豆腐、こんにゃく、もやし、柿、バナナ、あさり、シジミ、カニ、塩、鴨肉、そば、麦茶等
・体を冷やす作用が強い食べ物 ・のどの渇きや痛み、発熱を改善する。解毒作用がある ・夏バテ予防に効果的だが、冷え性の人は注意。

加熱すると性質が変化する点も食材の面白い点であり、また薬膳や漢方の感心するところです。

  大豆・豆乳・湯葉→「平」

  豆腐→「涼」

  納豆→「温」

 暑い夏は、納豆より冷ややっこと言ったところでしょうか。

 さて、今回スポットを当てた豆乳ですが、「平」の性質を持ちながらも、体の余分な熱を取り除いて潤いを与えてくえる効能があります。

 また、女性に嬉しい美肌効果や骨粗しょう症予防も期待できる食材であり、畑の肉と呼ばれるだけの事はある栄養価の高い食材です。

 何よりこの夏は皆さんめちゃめちゃ汗をかいたのではないでしょうか。汗をかくと、汗と一緒にカリウムが失われ、暑さと共にビタミンB1が消費されますが、大豆に含まれるカリウム、ビタミンB群が夏バテ予防になります。

 大豆の主な栄養素は、女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをするイソフラボン、オリゴ糖、カルシウム、カリウム、サポニン、タンパク質、鉄、ビタミンB群、食物繊維、リノール酸等です。一日1杯の豆乳は、貧血や低血圧を改善し、免疫力のアップに繋げる事が出来る食材です。そして「平」という事は、どんな人にもOK!それが小さなお子様でもです。

【夏は豆乳をお勧めする理由 まとめ】

 ・体の余分な熱を取り除いて潤いを与える効能

 ・女性に嬉しい美肌効果や骨粗しょう症予防も期待できる

 ・大豆に含まれるカリウム、ビタミンB群が夏バテ予防になります。

 ・貧血、低血圧の改善、免疫力のアップ

 ・「平」という性質上、小さなお子様等対象を選ばない。

 食材としてとても優秀な大豆(豆乳)ですが、今回は夏休み特集という事で、お子様と一緒におやつを作りながら振り返りの時間にご利用頂けたらと思います。

 夏休み、一緒にいる時間が長くなるとどうしてもイライラしたり、口調がきつくなる事も。結果的に疲れが溜まってしまう、自己嫌悪に陥ってしまう等、悪循環ばかりです。夏休みを笑顔で締めくくる事が出来たら、新学期に向けて子ども達も弾みが付くのではないでしょうか。

●豆乳もち 作ってみました!

 さて、今回イチオシの豆乳で作ってみた「豆乳もち」。作り方は至って簡単です。「豆乳もち」と検索して頂いたらレシピも簡単に出てくると思います。

 ではまず、材料から!

 ・豆乳 200cc

 ・片栗粉 40g

 ・砂糖 20g

 上記の材料(豆乳・片栗粉・砂糖)をミルクパンに入れます。

 片栗粉がダマにならない様によく混ぜてから火をつけます。

 中火にして、2~3分間は全く何の変化も無いのですが、急に変わります!(笑)

 急に粘りが出て、泡だて器の動きが急に悪くなりますが失敗ではありません(笑)

 粗熱をとってからスプーンで掬ってみるとこんな感じです。鍋からは簡単に剥がれますが、かなり弾力性がありますので、柔らかい方がお好みの方は片栗粉を半分の量で作ってみて下さい。泡だて器に加わる力が全然違います(笑)

 すっごくシンプルな味ですが、このまま食して頂いてももちろんOKです。お好みの豆乳がある方はフレーバー豆乳で作られるのもいいかもです。

 今回はきなこと黒蜜で頂きました。

 今回は固めの仕上がり(片栗粉40g)にして、一晩冷蔵に入れて様子を見てみました。冷やしても硬さは変わらない為、アレンジしやすいかなと思いました。というのも味がシンプルで且つ包丁で綺麗に切れるので、あんみつ等に入れても、また好きなフルーツ缶と合わせるだけでも簡単で美味しくヘルシーなデザートが完成します。アイスと一緒ならちょっぴり贅沢な気分が味わえるかも(o^―^o)

 それに失敗が無いというのも良い点かなと思います。子どもと一緒に台所に立つとついつい「あーでもない、こーでもない」と口も手も出てしまうものですが、これなら材料もレシピもシンプルですし、何なら包丁無しで粗熱が取れたらスプーンで掬うだけでもOKです。

「上手くできたね」「美味しいね」上手く出来なかったとお子さんが思う様なら「今度は材料の量を変えてやってみよう」「合わせる物を変えてみよう」等、その一言でグーーンとお子様が笑顔になるのではないでしょうか。夏の最後を飾る一日がお子様にも大人の皆様にも素敵なSmile Dayとなりますように。

 先程も起筆致しましたが、出来上がりがプルンプルンがお好きな方は、片栗粉の量を20gにしてみて下さい。過熱後上記の写真の様な粘りは抑えられ柔らかな仕上がりになりますよ。

●秋はいつから?

 太陽暦(暦月)では、7月~9月を秋と言います。今、まさしく秋なんですねぇ。しっくりこないですよね。8月8日頃の立秋から10月23日頃の霜降迄を秋と表します。ただこれが暦月では無く気象学的季節(気象庁の区分)で表すなら9月~11月が秋になります。

 「じゃぁまだ大丈夫」と思われましたか?確かにまだまだ暑く夏休みの間と何ら変わらない毎日ですが、秋への準備をはじめて出していい頃かも知れません。そう言う意味では夏休み明けはタイミングとしては悪くないのではないでしょうか?

●秋の養生

 燦燦と輝いていた太陽は少しずつ傾き、陽から陰の気に変っていきます。

 秋に大切な事はまずは夏の疲れをとる事です。スポーツの秋も悪くありませんが、まずは夏に失ったエネルギーを回復させる事に努めましょう。気温が落ち着いてくると食欲も戻ってきますが、食欲の秋とばかりに過食になるのもよくありません。胃腸が回復しなくなります。これらを怠ると夏バテならぬ秋バテになってしまいますのでご注意下さい。

 さて、秋の養生ですが、女性は特に秋に感じるのではないでしょうか?
 それは「乾燥」です。カサカサ・ぶつぶつ等の赤みや痒み等。乾燥にも2種類有り、一つは外気による乾燥、もう一つは体の中の乾燥(水分や血液等が不足)です。この2つが重なって様々な肌トラブルを引き起こします。

 夏の暑い時期は、大量に汗をかいたり、皮膚呼吸(夏は特に毛穴が開く)により、老廃物や水分代謝が活発になります。
 秋の乾燥は夏の消耗が原因で起こる体内の潤い不足です。肌の乾燥はやがて皴になりますので要注意です。

 そして外気の乾燥と共に冷気がやってきます。乾燥した空気は鼻や口から肺に入ります。ただでさえ体の中は夏の名残で水分不足!そこに秋の冷気や外気の乾燥が入ってくるという事は・・・。
 呼吸器や肌を乾燥させ、バリア機能を低下させます。そこに冷気が入り込むと風邪の様な症状を発したり、関節痛や便秘等の不調が表面化します。喘息等の持病がある人も要注意です。

① 部屋の空気を乾燥させない。

② 肌の乾燥を予防する。

化粧水等の水分を与えた後はクリーム等の油分で水分を閉じ込める。

③ こまめな水分呼吸やうがい等で喉を潤す。

④ マッサージで肌を刺激する。

乾布摩擦等は肌をこする事で自律神経のバランスを整えてくれます。

肌と肺は深い関係にあります。刺激する事で肺を強くし呼吸器系のトラブル防止に効果があります。

強くこする必要はありません。服の上からでもOKです。

⑤ 厚着に注意する。

気温の変化が大きい時期なので、衣類で調整して冷えを予防する事が大切ですが、厚着して汗をかいては元も子もありません。

水分を失わない様注意しながら、寒さに徐々に慣れていく様にしましょう。

●秋に食べたい食材

 体の潤い不足には、コラーゲンを多く含む鶏の手羽先や牛すじ等も効果的ですが、その他にも秋に食べたい食材について簡単にまとめます。

●まとめ

 今回は東伸NEWS第7号で「夏休み振り返り特集」と題して、記事をお届けいたしました。

 夏を振り返ると、ただただ「暑かった!」という言葉ばかりが出てきますが、空を見上げるとちょっぴり高くなった様な気がします。もうすぐ、夏の積乱雲(入道雲)から巻雲(すじ雲)や巻積雲(うろこ雲や鰯雲)に変っていく事でしょう。

 季節は着々と変化しています。そして私たちも、夏のダメージを払しょくして次のステージ(秋)を元気に迎えたいものです。

 子育て真っただ中の人も、暑い夏仕事中心だった人も、皆様本当にお疲れ様です。今回は東洋医学(漢方)を記事に取り入れてみました。奥が深く全てを起筆出来たとは思えませんが、また機会がありましたら「東伸NEWS」を通じて皆様に色々な情報をお伝えしたいと思いますので、是非また当社ホームページにお立ち寄り下さい。

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