【東伸NEWS】2025年11月号

みなさん、バナナ炭ってご存知ですか⁉

筆者も初めて聞いた時は、バナナ？炭？と不思議に思いながらその言葉を反芻していました(笑)調べてみると、バナナやフルーツ加工品で有名なドール(Dole)が、規格外で廃棄されるバナナを｢もったいないバナナプロジェクト｣として活動スタートした事から誕生したのが｢バナナ炭｣だそうです。

　プロジェクトの1つ目は「もったいないバナナ」としてスーパーなどの店頭でそのまま販売する事。
プロジェクトの２つ目は規格外になったバナナ(プロジェクトでは様々な規格外フルーツを使用)を様々な商品に生まれ変わらせるというものです。

　日本に輸出されているDoleのバナナの内、約90％がミンダナオ島で生産されているそうです。その内売り物にならないもったいないバナナは何と２万トンにものぼるとか!!

　皮にキズがあるものやサイズが規格外のものについては、スイーツやドリンクに活用されますが、実割れをしていたり、折れてしまったバナナたちの一部がバナナ炭に生まれ変わっています。加工に回るもったいないバナナはまだ900ｔだそうですが、それ以前に中身(品質)が同じなのであれば、規格外でももっと流通が進むといいなと思います。

　バナナ炭は一般的な炭と比べると、とても軽くて着火しやすいのが特長です。そして木炭と違って炭水化物なので、燃えた後は簡単に砕けるので使用後の片付けも楽!!｢廃｣が｢灰」になるんですねぇ(笑)

　着火が早いのでキャンプなどではすぐにBBQ等を楽しむ事が出来、また燃え切るまでの時間が30分程度なので、キャンプで苦労する｢燃え尽きるまで待つ｣苦労がありません。持ち運びが楽なのもGoodです!!