【改造 】《日産 NV200バネット VX 5BF》NV200(キャンピングカー仕様)を改造!助手席アシストグリップ取付・運転席アームレストの取付・助手席シートバックのカスタム・カーテンレール取付|大阪 門真 整備 修理

今回お客様からお預かりしたお車は日産NV200(キャンピング仕様)になります。ハイエースよりもコンパクトで軽自動車よりも広いNV200はキャンピングカーとして人気の車種になります。コンパクトクラスのキャブコンと言えばタウンエースを思う人も多いと思いますが、NV200はタウンエースよりも排気量が100cc多いと言う違いがあります。
100cc違うと自動車税が高くとなると言うデメリットがあるのですが、動力性能はその分NV200の方が高くなります。そしてNV200はミニバンタイプになりますので、エンジンがボンネットの方(フロントミッドシップ)に位置しており、静粛性・快適性も高くハンドリングも乗用車に近く運転しやすいと言う特長を持ちあわせています。
キャンピングカーと聞くと大型バンのイメージもありますが、NV200なら日常使いにも適していてアウトドアとの1台2役も十分に可能です。そんなNV200を現在キャンピングカーとしてご利用されているお客様から架装性UPのご依頼を頂戴いたしましたのでまとめたいと思います。
● お預かりしたお車
| メーカー・ブランド | 日産 NV200バネット VX |
| 型式 | Q5BF-VM20 (M20) |
| 年式 | 2025年 |
| エンジン | HR16DE (ガソリン) |
| 排気量 | 1600cc |
| 車体寸法 | 全長4410㎜×全幅1695㎜×全高1855㎜ |
NV200バネットの生産が2026年度末(2027年3月末)で終了する事が決定していますので、NV200ベースのキャンピングカーの購入を検討されている方は、機会を逃さない様に注意しましょう。
● 今回取り付けたパーツ・施工内容
今回のカスタム依頼は以下の通りです。助手席のアシストグリップ(取手)の取付け、運転席のアームレスト(肘掛け)の取付け、助手席のシートバック(背もたれ)のカスタム、そして2列目天井へのカーテンレールの取付けです。それぞれ順番にお伝えしたいと思います。
| 助手席アシストグリップの取付け | 車を乗り降りする際に体を支える他に、走行中(カーブや揺れ)の姿勢維持や安全確保などの役割りがあります。特に助手席では走行中の安心感が高くなります。 |
| 運転席アームレストの取付け | 長距離走行時に腕や肩の負担を軽減してくれ、疲労を緩和してくれます。運転に集中出来るようになる他、製品によっては収納スペースやドリンクホルダー機能も兼ねる事から、車内の快適性がアップします。 |
| 助手席シートバックのカスタム | 用途に合わせてカスタムする事で車中泊がしやすくなったり、作業スペースを確保する事が出来ます。シートバック自体をカスタムする場合は収納性アップや利便性アップ、保護機能の追加などが可能になります。 |
| カーテンレールの取付け (キャンピングカー) | 滞在中や就寝時のプライベート確保はもちろんの事、外光の遮断、日差しのカット・断熱・保温など車内空間の温度調整にも役立ちます。 |

◎助手席アシストグリップの取付け
前述致しましたが、助手席のアシストグリップは乗降時に体を支えたり、走行中不安定になりがちな体勢を維持してくれるなど、安全をサポートしてくれるパーツになります。特にNV200の場合は着座位置が高いので乗り降りが大変な車種になります。アシストグリップがある事で乗降時や走行中の不安定感を緩和してくれます。

まずはAピラー(フロントガラス横の内装トリム)を取り外し、穴あけ作業を行います。薄板部への直ビスはNGですので、強度の取れる平面部分を選び穴あけ作業を進めて、アシストグリップを取り付ける部分のベースプレートを仕上げていきます。その後アシストグリップを装着し、トリムを元に戻し最後にアシストグリップのネジ蓋をすれば作業完了です。
アシストグリップの取付け位置としてはAピラー、Bピラー、ルーフサイドと何箇所かございます。お客様のご要望もございますが、NV200の場合年式やグレードによってはAピラーにエアバッグが装着されているタイプがございますので、この場合にはAピラーにはアシストグリップを固定する事が出来ません。ご不明な場合はお気軽にお問い合わせ下さい。
● 運転席アームレストの取付け
アームレストには「センターコンソール一体型」「シート直付け型」「ドアアームレスト」の3種類があります。
| センターコンソール一体型 | 大型で安定感があり、収納ボックスやドリンクホルダーを兼ねるタイプが多く見られます。運転席と助手席の間に配置します。 |
| シート直付け型 | 運転席の背もたれ側面に取付けします。ドライバーの肘置きとして使用し、使用しない時は跳ね上げて収納する事が可能です。 |
| ドアアームレスト | ドアの内側に備え付けられているアームレストになります。ドア側から腕を支え自然な姿勢を維持しやすくなります。 |

今回取付けを行ったアームレストはシート直付けタイプ(1本ボルト固定の可動式タイプ)になります。長距離移動になるとアームレストがある事で肩や腰への負担が軽減されます。「長距離移動すると肩や腰がパンパンになって」「せっかくのアウトドアが段々としんどく感じる様になって」と仰るお客様もいらっしゃいます。アームレストを取り付ける(使用する)事で肩や腰の疲れが軽減され長距離移動が楽になります。アームレストの取付け位置はハンドルを握った状態で肘が自然に曲がる高さが理想です。
施工はシートを車体から取り外し、シートカバー(表皮)をめくるところからスタートします。次にシート裏側の固定を外しゆっくりとシートを外していきます。サイドのフレームが見えてきますので、ウレタンに穴を開けていきます。縦フレームと横補強バーが交差する部分に専用のステーを固定します。シートに穴開け加工が必要になりますが、後日ねじれなどが発生したり、緩んできたりしない様に気を付けて加工を進めていきます。ウレタンとシートを元通りにしてからアームレストをボルトで固定します。
固定が弱いと後日グラついてきますので取付け後の強度の確認もしっかり実施します。体重をかけてみたり、横押ししても大丈夫である事を確認致しました。試走後、最後に増し締めを行えば完成です。
◎助手席シートバックのカスタム
NV200は本来4ナンバー商用になります。商用車は「荷室面積が乗車スペースより広いこと」が構造要件になりますがリクライニング機能が全く無い訳ではありません。ただ運転席に比べると角度は浅めになりますし、シート(座面)自体も硬めのものが多いので長時間乗車していると段々とお尻が痛くなってきます。
4ナンバーと8ナンバーで助手席の安全基準が異なる訳ではありませんが、4ナンバーの時の座席のままでは長距離移動にはちょっと辛いとのお声がありましたので、今回改造する事になりました。シートそのものを交換すると言う選択もありますが、今回はお客様のご要望でシートそのものを改造する事でリクライニング機能をアップ致しました。
| 4ナンバー (小型貨物) | 目的は荷物を運ぶ事=貨物 その為設計思想が「積載・耐久・コスト優先」になりますので、助手席は「簡素な固定背もたれ」と言うポジションになります。 結果的にメーカーが簡素な固定式シートを採用している事が多い。 貨物優先設計なので背もたれの角度が限定されがち。 |
| 8ナンバー (特殊用途自動車) | キャンピングカーや車いす移動車、作業車など用途が特殊な車になります。 目的によって構造要件は異なります。 4ナンバー8ナンバー(キャンピングカー)に変更する時点(レイアウト変更時点)でシート交換も可能。 |
また改造するにあたり大切なポイントとして、座席の強度に影響を与えていないか、シートの固定方法は適切かなどが挙げられます。安全性や取り付け強度、エアバッグなどの適性を満たす必要がありますし、助手席をどの様に改造したのか、その内容次第によっては構造変更検査が必要になりますので、お客様にきちんとご説明すると共に間違いない作業をさせていただきました。

◎カーテンレールの取付け
キャンピングカーにカーテンは必須と言えます。何と言ってもプライバシー確保と防犯対策にカーテンは欠かせません。そして車は外気温の影響を受けやすいため、夏の直射日光や冬の冷気をカーテンでシャットアウトする事で、温度管理と省エネに繋げる事が出来ます。
今回お客様から2列目にカーテンレールを取り付けて欲しいとのご依頼がありましたので施工させていただきました。

カーテンレールを取り付ける際の注意点としては、シートベルトの可動を妨げていないか、カーテンがエアバッグ展開経路を塞いでいないか、2列目乗員の頭部保護空間を侵害していないかなどが挙げられます。また8ナンバー要件を崩してしまう様な取付け、視界を著しく妨げる状態(ミラー視認不可など)も違反行為に当たりますので、お客様のご要望をお伺いすると共に違反に抵触する様な場合は施工上出来る事出来ない事をご説明させていただいております。
取付け後は、走行時にルーフと共振してビビり音が無いか等確認いたしました。
● 今回の取付けと費用について
| 作業内容・部品等 | 工賃 | 部品代 |
|---|---|---|
| 助手席アシストグリップ 取付け | 21,000円 | |
| 運転席アームレスト 取付け | 39,000円 | |
| 助手席シートバック 改造 | 17,000円 | |
| 2列目天井カーテンレール 取付け | 24,000円 | |
| 小計 | 101,000円 | |
| 消費税 | 10,100円 | |
| 総計 | 111,100円 | |
● まとめ
お車のカスタムに絶対の定義はありません。保安基準は満たした上で(当り前ですが)、自分自身が「こうしたい」と思う希望や要望を形にする事がカスタムです。自分が満足する1台にちょっとずつ近づいていく、それがカスタムのワクワクです。
今回お預かりしたNV200は元々が商用の為どうしても長時間乗車するのは厳しい点があります。そこがまたストレスや疲労に繋がりますので、今回のカスタムは正真正銘「正解カスタム」だと、施工させていただいた門真の整備士も感じています。ストレス打破間違いありません。
NV200の着座位置が高いと言う事は前述しましたが、アシストグリップを取り付けた事で乗降はかなり楽になったと体感していただけるはずです。特にご高齢者やお子様が乗り降りする場合には安心感が大きく違ってくるのではないでしょうか。そしてアームレストは何と言ってもドライバーの強い味方です。肘の支点があるだけでその疲労度は雲泥の差です。特に長距離運転では体へのダメージの違いが実感していただけます。
今回の改造や取付けには派手さはありませんが、利用者の満足度に直結する改造と言えます。せっかくアウトドア(キャンプ)を楽しみにしているのに、到着するまでに疲れてしまっては楽しみも半減してしまいます。体への負担軽減、居住性アップ、精神的快適性アップ、その本質を押えたカスタムを今回実施させていただきました。
カスタムは十人十色です。お客様の「正解カスタム」を東伸自動車がお手伝い致します。また弊社ではキャンピングカーを快適化する為の対策(手段)を様々ご用意しております。お客様のスタイルに合っていて、それでいてお車にもマッチングするものをチョイスしていただく事で、利便性がアップするのはもちろんの事、ストレスの軽減にも繋がります。キャンピングカーに関する改造や取付けのみならずお困り事などございましたら東伸自動車までお気軽にお問い合わせ下さい。
大阪の門真市近郊、守口市・大東市・寝屋川市にお住まいのお客様、お車の整備・故障修理は東伸自動車にお任せ下さい。

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