【修理】《トヨタ ハイエース スーパーGL TRH/GDH/KDH》DPF 警告灯点灯!再生時間が長い!再生できない!DPF修理!DPFフィルター分解清掃!|大阪府 門真市 整備

 今回お客様からお預かりしたお車はTOYOTAトヨタ・ハイエース 特別仕様車「スーパーGL 50thアニバーサリーリミテッド」です。世界中から愛されてきたハイエースが、販売から50年を迎えた事を記念して発売されたお車です。今回お預かりしたスーパーGL 50thアニバーサリーリミテッドと同時発売されたのが、SUPER-GL特別仕様車 ダークプライムⅡになります。

 スーパーGL 50thアニバーサリーもダークプライムⅡもスーパーGLがベースになっている点や内外装が特別装備である点は共通しています。他にもボディの大きさやシャシー・エンジン・重量・ボディタイプなども全て同じですが、ダークプライムⅡは黒木目調・ダークメッキ・ブラックルーフ内装・ダークメッキフロントグリル等、落ち着いて高級感を重視した仕様になっています。そして「通常の特別仕様車」になります。それに対し50thアニバーサリーリミテッドは「期間限定の特別仕様車」になります。2018年6月から2019年7月までの期間限定生産でしたので、2025年現在は生産・販売はされていません。「50thアニバーサリーリミテッドが欲しい!!」と思っても新車での購入は出来ませんので、中古車市場で探すしかありません。ダークプライムⅡとの違いは50周年ロゴが使用されている点や、茶木目・ダークブラウン等内装の色調などに違いがみられます。

メーカー・ブランドトヨタ ハイエース スーパーGL
特別仕様車「スーパーGL 50thアニバーサリーリミテッド」
型式QDF-GDH201V
エンジン1GD-FTV(ディーゼルエンジン)
排気量2754cc
年式・初年度登録2019年
走行距離104871km

 DPFの警告灯が点灯
 DPFの再生時間が長くなり、程なく再生出来なくなった

 お客様のお話しでは、DPF再生に時間がかかるようになり、再生の頻度も増えた。そうこうする内に再生しなくなったとのお話しでした。

 手動再生出来ていたが時間の経過と共に出来なくなったと言う事は、DPFの詰まりやセンサーの異常が考えられます。通常の再生では処理できないほどススなどの堆積物が溜まってしまったか、DPFを監視する差圧センサーや温度センサーなどに不具合が生じた事で正確なデータを読み取れず再生出来ない状態になってしまった等が考えられます。またエンジンが暖まらない状態で再生を繰り返すと不完全燃焼を起こしてスス等が堆積してしまう事もありますので、ディーゼル車を街乗りしている人は注意が必要です。まずは診断機にかけて数値を確認してみます。

 エンジン冷却水温は基準値ですが、燃焼温度が基準よりも低いのがわかります。入り口より出口の方で温度が下がっていますので、DPF内で燃焼は開始しているが何らかの不具合により温度が上がりきらず、DPF再生の完全完了を妨げているのではないかと思われます。その結果ススなどの堆積物が燃焼している途中で完全燃焼を妨げられて(不完全燃焼)、徐々にススなどが蓄積していったのではないかと推定する事が出来ます。

 他にも、ECUの判断ロジックを狂わせている原因が何かあるのではないかという点にも着目して、サーモスタッドやラジエーター水温センサーなど順番に確認していきます。各パーツチェックを行い、強制再生して温度を見た結果今回お預かりしたお車は排気温度が上がらない(上がりきらない)事が原因と見通しを立てる事が出来ました。

作業内容・部品等工賃部品代
基本診断料30,000円
部品交換30,000円29,600円
DPFクリーナー12,000円 9,800円 
交換後強制再生及び試運転エラーコード消去20,000円
ガスケット類3,500円
合計92,000円16,260円
消費税9,200円1,626円
総計145,726円
2025年12月現在

 部品交換後DPF再生を行ったところ温度がしっかり上がっている(670℃)のが確認できました。DPF再生は約20分で無事終了しましたので、診断機でエラーコードをリセットし最後にDPFクリーナー(DPF触媒洗浄)を注入していきます。

 強力な洗浄作用がありますのでDPFやセンサー類、燃料システム(燃料インジェクター、燃料室等)・排気システム(触媒コンバーター、エキゾーストマニホールド、バルブ等)等を直接洗浄し、堆積したスス等をこすり落として除去してくれます。それぞれのパーツが本来の機能を取り戻し、今回の様に自動再生を繰り返したり、警告灯が点灯するなどの不具合を防いでくれます。

 今回のお客様の様に、「DPF警告ランプが点灯するタイミングが段々と早くなっていった」と仰る場合には堆積物がススだけでは無く、アッシュが一因である事も考えられます。

ススディーゼルエンジンの排気ガスに含まれるPM(粒子状物質)の成分の一つがスス(煤)になります。軽油の燃料から発生します。
アッシュエンジンオイルに含まれる金属添加物になります。エンジンオイルは燃焼室内で軽油と一緒に燃焼されますが、金属成分はDPFの再生処理をしても燃え残り堆積していきます。この燃え残りが時にはフィルターに詰まった結果、異常燃焼の原因となりDPFを溶かしてしまう事もあります。

 修理後DPF警告灯が消えた事をお客様と一緒に確認。今回のお客様はこのお車がプライベートタイムのバディとの事で、「外出先(遠出)でまたDPFランプが点いたらどうしようと心配していたので大変助かった」と喜んでいただけました。確かにDPFはディーゼル車にお乗りのドライバーさんを悩ませるトラブルの一つと言えます。

 ディーゼル車とDPFは切っても切れない深い関係にあります。DPFは2003年にスタートした「自動車排出ガス規制」により設置が義務付けされました。

【DPFとは】

 環境問題への取り組みの一環として、ディーゼルエンジンに対する排ガス規制(窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM))が始まり、規制基準を満たさないディーゼル車両には乗り入れや走行に規制が設けられました。その為、大気中の粒子状物質(PM)を排気させない為のディーゼル微粒子捕集フィルター装置としてDPFが開発されました。

 DPFは粒子状物質を捕集して燃焼除去します。
 DPF= Diesel Particulate Filterディーゼルパティキュレートフィルター

自動車メーカーによって、DPFの名称は少しずつ違いますが、一般的には「DPF」で通じます。

 DPF:三菱ふそう、日産、マツダ
 DPR:トヨタ、日野
 DPD:いすゞ

ちなみに、窒素酸化物(NOx)はDPFでは除去出来ません。その為アドブルー(尿素水)が使用されます。

 環境を維持するためには大切なものだとは解ってはいても、寒い時期や低速走行では排気温度が上がりきらず再生が上手くいかず目詰まりの原因になる事があります。そもそもDPFは高速道路など長距離運転(連続走行)する事でエンジン回転数と水温が上がった状況下が効果的と言われています。その為ストップ&ゴーが多い街中で使用されているディーゼル車の場合は、エンジンが暖まりきらない事が原因となるトラブルも発生します。

 DPFはマフラーの真ん中辺りに設置されており、排気ガスが通過する際フィルターが粒子状物質(PM)を捕集しています。捕集された粒子状物質(PM)は一定の量に達すると、高温になった電気ヒーターで燃焼し無害化する様になっています。これを「DPF自動再生」と言います。

 DPFは自動再生と手動再生を行う事で機能が保たれる様になっていますが、フィルターの機能が低下したり、燃えカスが内部に堆積して排ガス浄化が出来なくなると、インジケーターランプが点滅~点灯します。これが酷くなるとエンジン警告灯ランプが点灯する様になり、遂にはエンジンの不調へとつながります。

 点灯・点滅の際の対処法はメーカーによって異なりますが、今回お預かりしたお車がハイエースでしたので、ここではトヨタ車について簡単に起筆致します。

【ランプ点滅した場合】

 50㎞以内に手動再生を行う。
 パーキングブレーキを確実にかけシフトレバーを「P」にする。(MT車は「N」)

  ↓

 周囲に燃えやすいものや人がいない事を確認する。
 必ず屋外の風通りの良いところで行う。
 エンジンが暖まっている事を確認します。冷えている場合はエンジン回転数3000rpmまで踏込み温める。

  ↓

 排出ガス浄化スイッチを押す。
 手動再生目安時間:15分~40分

  ↓ ※目安の時間を超過しても終了しない場合は以下の事が考えられます。
  ↓  触媒の劣化、インジェクターや排気シャッターバルブの故障、EGRクーラーの詰まり等

 燃焼再生処理が終了すると、警告メッセージが消え、アイドリング回転数が元に戻ります。

・注意点

排出ガス浄化スイッチを押したとは、アクセルペダルを踏まない。ペダルを踏むと処理が中断されます。
 再生処理が終了したら、排気管を綺麗にするために数回空ぶかしをします。

※手動再生を無視した場合はインジケーターが点灯に変わり手動再生が不可能になります。

【ランプが点灯した場合】

 点滅から点灯に替わるとエンジン制御がかかり、排出ガス浄化装置スイッチが機能しなくなります。
 そのまま走行を続けると、故障に繋がる恐れがあります。
 すぐに点検される事をおすすめ致します。

 エンジン警告灯は異常をドライバーに教えようとする、言わば車からのサインです。放置すれば車へのダメージが大きくなると共に、ドライバーの安全にも大きな影響を及ぼしかねません。ドライバー自身がいち早く気づき対処すると共に日頃からのメンテナンスに対する意識を高める事も大切です。DPFに限らず、お車に関してお困りの事がございましたらお気軽に東伸自動車までお問合せ下さい。門真の整備士がお客様のお車を丁寧に拝見すると共にご説明もきちんとさせて頂きます。

大阪の門真市近郊、守口市・大東市・寝屋川市にお住まいのお客様、お車の整備・故障修理は東伸自動車にお任せください。

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