【トヨタ ジャパンタクシー 2WD 匠 NTP】ガラスのウロコ取り  雨ジミ・水垢・油膜|大阪府 門真市 整備 工場

 今回お客様からお預かりしたお車は「トヨタ ジャパンタクシー2WD匠」です。一般的な自家用車の走行距離の目安が約10万㎞であるのに対して、タクシーは約40万㎞走行すると言われています。

 個人タクシーならいざ知らず、タクシー会社が所有する車両となるとドライバーさんも代わりますし、一旦帰庫してもまたすぐに稼働(営業に使用)しますので過酷な状況下にあると言えます。

 それでもタクシーが走り続ける事が出来る背景には法定点検が義務化されていて、こまめなメンテナンスを受けている事が挙げられます。メンテナンスが大切なのは自家用車も同じです。予防整備と言う言葉を使う事がありますが、車(の部品)は時間と共に劣化します。こまめにお手入れ(メンテナンス)する事で、走行中に問題が発生する可能性を抑える事が出来ます。

 またJPNタクシーに搭載されているパワートレインは、直列4気筒エンジン(1NZ-FXP)+ハイブリッドモーター(2LM=トヨタハイブリッドシステム)を組み合わせたLPGハイブリッドになります。発進はほぼモーター駆動で、エンジンは効率の良い回転域でのみ稼働します。その為、ストップ&ゴーが多い街中や低速巡行が余儀なくされるタクシーにとっては負荷が大きくかかる低回転高負荷域でエンジンを使用せずに済みます。このパワートレインは「走行距離40万㎞」と言う耐久性に大きく貢献しています。

 毎日ドライバーさん達は運転前点検を実施しフロントガラスを拭いていらっしゃいます。今回は時間の経過と共にガラス表面に固着した汚れがウロコとなってしまい、視界を遮ってしまうとのご相談を頂戴いたします。今回はJPNタクシーのウロコ取りについてまとめたいと思います。

メーカー・ブランドトヨタ
JPN TAXI  ジャパンタクシー 匠 深藍限定車
型式DAA-NTP10
パワートレイン直列4気筒エンジン(1NZ-FXP)+ハイブリッドモーター(2LM=トヨタハイブリッドシステム)を組み合わせたLPGハイブリッド
燃料LPG
排気量1496ℓ
年式・初年度登録2018年
走行距離562855㎞


 水道水には、カルキ・塩素・カルシウムやマグネシウム、ケイ素と言ったミネラルが含まれています。車体(ガラス)に付着した水道水の水分だけが蒸発すると、ミネラル成分のみが表面に残ります。これが時間の経過と共に結晶化し、ガラス上で白く固まってウロコになります。フロントガラスやリヤガラスに出来た頑固な“ウロコ”は放置するとガラス表面に固着して、市販のクリーナーでもなかなか除去する事が出来ません。

 他にも雨水に含まれる不純物(黄砂や塵、排ガスなど)や、洗車後の拭き取り不足それに洗車の仕上げに使用するカーワックス等も雨によって流れ出しウロコの原因になります。

 お天気の良い日に洗車するのは避けた方が良いと言われますが、水がすぐに蒸発してしまい急速に乾燥してしまう為です。その結果ウロコが出来やすくなります。同様の理由から熱吸収の高いスモークフィルムを貼ったガラスもウロコが付着しやすくなります。洗車をするなら、水滴が乾ききる前に吹き上げる事が出来る曇りの日や気温が低めの日がおススメです。またワイパーゴムの汚れや劣化もフロントガラスに悪影響を与えますので、早めのワイパーゴム交換がおススメです。

 フロントガラスに丸くて白くてボコボコした汚れを見つけたらそれはウォータースポット(エッチング)です。ウロコ(=水垢)はまだガラスの表面に「付着」している状態ですが、ウォータースポット(エッチング)は、ウロコ(乾燥したミネラル)+熱+紫外線でウロコが更に悪化してしまった状態です。

 長時間放置した事でガラス表面を侵食してしまい、こうなると洗車だけではどうする事も出来ません。

 指で触ると段差を感じますし、酷くなるとガラスが侵食された状態(=ガラスが痛んだ状態)になってしまいます。

水滴が付く

水分が乾燥しミネラルだけが残る

ウロコになる

屋外(炎天下等)で焼きつく

化学反応でガラスが侵食される

ウォータースポット化(エッチング)になる。

 ウロコの状態もレベルによって対処方法は変わってきます。軽度ならガラス専用水垢除去剤やセリウム系コンパウンドなどの専用クリーナーで除去する事も可能です。ただ最悪の状態はガラスを交換が必要になるケースもございます。

 今回ご連絡を頂戴したJPN TAXIのウロコの状態を拝見したところ、浸食は浅いが(市販の)クリーナーでは落ちないレベルと判断致しましたので、機械研磨で改善する事といたしました。

通常の洗車を行いしっかりと拭き上げる。
※油膜が残っているとムラになるのでしっかりと脱脂する。

表面の凹凸を取り除き(粗削り)、表面を整える。

表面が整ったら、仕上げの研磨を行う。

研磨剤が残らない様に洗車する。

コーティング剤を塗布する。

 スタートは普段の洗車と同じです。最初に予洗いでボディに付着した砂や埃等を水で洗い流します。その後で洗車用の柔らかいスポンジ等を使用して洗車します。洗車後は洗剤をしっかりと洗い流します。もちろん自然乾燥はNGです。拭き上げも丁寧に行っていきます。

 どんな汚れ(原因)も放置していると落ちにくくなりますが、お客様からご依頼頂いたお車の中には、ウロコだけではなく油膜等が混ざり合う等して、フロントガラスの視界を悪化させている場合があります。 

 研磨は「ガラスを削る」と言うより「視界に影響しないレベルにする」と言うニュアンスで作業を進めていきます。フロントガラスの様子を見ながら力を加減しながらミクロン単位の作業を進めていきます。

 研磨には工夫と段階が有ります。大別すると、最初に粗削りと呼ばれる作業で、表面の凹凸を取ります。次に表面を整えて、最後に仕上げ磨きに入ります。最後にもう一度水洗いしますが、この水が新たなウロコの原因にならない様しっかり拭き上げていきます。最後に撥水性のあるコーティング剤を施します。

 コーティング剤を施した事で雨水が粒になって弾け飛んでいき、良好な視界をキープしてくれます。

 機械研磨でしっかりウロコ等を除去し、コーティング剤を併用する事で、見違える程視認性がアップします。ウロコは元々水道水や雨水だからと軽視していると、最悪の場合フロントガラスを交換する羽目に陥ります。こうなるとコスト(修理費)は甚大です!

 フロントガラスのリフレッシュをお客様にお勧めするのは、やはり視界をしっかり確保して頂きたいとの思いからです。特に雨の日に見えづらいという事は=危険性がアップするという事です。ただでさえ雨天時の路面は滑りやすくなっています。見えづらい!滑りやすい!それが無意識の内にドライバーの精神的な負担になり、疲労を増幅させます。悪条件が重なる雨天時は実際に、晴天時の4倍交通事故が発生すると言われています。フロントガラスのリフレッシュは雨の日にこそ差がつきます。ワイパーの使用頻度(交換頻度)も減りますので、経済的メリットも期待できます。

 門真の整備士は、整備のプロフェッショナルであると同時に手洗い洗車のプロフェッショナルでもあります。普段からフロントガラスやボディに優しい洗車作業である事は勿論の事、今回はウロコ取りから撥水加工までご紹介させて頂きました。

軽自動車33,000円~
普通車44,000円~
3ナンバー55,000円~
上記の価格には、上記の工程全てが含まれます(洗車→研磨→洗車→撥水コーティング)。
お車の全面(フロントガラス・リヤガラス・サイドガラス・サイドミラー・ルーフ)を作業致します。
作業の所要時間(お車のお預かり時間)については、ウロコの状態によって変わりますので、お気軽にご相談下さい。
※価格は目安となります

 雨水や水道水がウロコの原因になる事をお伝えしましたが、他にもウォッシャー液がウロコの原因になる事もあります。他にも、鳥の糞・虫・黄砂や埃・ワックスやコーティング剤等、フロントガラスの汚れは様々です。出来ましたら、ダッシュボード等にマイクロファイバークロスやウェットティッシュ、窓ガラス専用シート等を入れておき、気になった時にちょっと拭いて頂くだけでもその後が違ってきます。

 またウロコの原因となる水道水のミネラルはアルカリ性の為、酸性の洗剤を使用する事で中和(分解)する事が出来ます。但し!ボディに付くと塗装を痛めたり、傷の原因になりますのでガラス以外に使用するのはNGです。もしご自宅などで応急処置として実施される場合は、洗剤をキッチンペーパー等に含ませてウロコになっている部分にペタリと漬け置きして下さい。ガラスをゴシゴシ擦るのも厳禁です。ガラスに傷が付くと、そこから更に汚れが入り込んで悪化させてしまう恐れがあります。またウロコの原因がアルカリ性ではない場合は、全く違う洗剤が必要になりますのでご注意下さい。

 上記の作業はあくまで「応急処置」としてお考え下さい。車にはたくさんの部品が使われています。ゴムも有れば樹脂、アルミもございます。ウロコにばかり気を取られて家にある洗剤類で試行錯誤すると車(の他の部品)にとって劣化の原因になりかねません。無難なのは中性洗剤を使用する事ですが、これでは根本的な解決にはなりませんので、以下でフロントガラスの汚れについて簡単にご紹介したいと思います。

水性のウロコ水道水に含まれるミネラル成分 大気中の塵・黄砂、巻き上げられた砂等酸性の洗剤塗装を溶かす可能性がある為、使用は最小限にする。
油性のウロコグリスやカーワックス、 コーティング剤アルカリ性洗剤油汚れ、有機物汚れに効果有り。皮膚への刺激が強いので注意!

 車の保管については雨風が当たらない屋内ガレージが理想ですが、屋外の場合は車にカバーをかけておくだけでもウロコの原因を遠ざける事が出来ます。「たかが雨水されど雨水」です。保管方法の工夫、定期的な洗車で汚れや雨水等の汚れを落とす、そしてコーティングをする事で以後のお手入れや洗車が断然楽になります。

 今回はフロントガラス中心にお伝えしましたが、同時にリヤガラス、サイド(ドア)ガラス、そしてサイドミラーも一緒にリフレッシュする事をご検討ください。特にサイドミラーは忘れられがちですが、後方確認の為にも決して欠かす事は出来ません。

 水弾きが低下したフロントガラスに大雨が当たると恐怖を覚える程視界が悪くなりますので、撥水コーティングがとても効果的です。視界の確保にプラスして雨水や汚れも付きにくくなりますので、メンテナンスの一環として是非ご検討下さい。またガラス対策やガラスのリフレッシュ等について気になる事がございましたら、お気軽に東伸自動車までお問い合わせ下さい。

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