Gクラス ”電動シート”の使い方
-Gクラス-

本日はGクラスのシート機能についてご紹介していきます。Gクラスのシートは電動シートかつメモリー機能付きです。ドア部分に椅子の形になったボタンのようなものがあって、そこで直感的に椅子の調整を行うことができます。
電動シートはかなり細かく調整できるのでどんな方でも最適なシートポジションを見つける事が出来ますし、一般車のように手動での操作や力が必要ないので簡単にシートの調整が出来ます。
シートメモリー機能は国産車でいうとトヨタのヴェルファイア・センチュリー、スバルのレガシィアウトバック・クロストレック、ホンダのヴェゼル、マツダCX-3、等です。
各々車のグレードによるので気になる方はご確認下さい。
外国車でいえば、有名なものだと今から紹介するメルセデスベンツ、そしてBMWやアウディなどの高級車に多く付けられています。
Gクラス(G450d・AMG G63)に搭載されている電動シートは、現時点では前席(運転席・助手席)に標準装備されています。
それでは本題に入っていきましょう!
■電動シートのメリット・デメリット
高級感溢れる電動シート、筆者が初めて電動シートを使用したときはかなり感動しました。
一般的な手動のレバーで調整するのとは、全くレベルの違う細かい調整がでます。「ここがいい!!」と思った位置ぴったりに設定することが可能です。
レバーでのシート調整だと段階が決まっている箇所もあるので(背もたれ等)、ぴったりに合わせるのは難しい場合もあります。
そんな電動シートのメリット・デメリットについて軽く紹介します。
<メリット> ・直感的で簡単な操作ができる ・細かく精密な調整ができる →理想的なシートポジションを設定できるので、運転中の疲労軽減に繋がる →適切な姿勢を保てるので、視界確保・操作性の向上に繋がる ・高級感と快適性がある <デメリット> ・車両価格が上がる →製造コストが高い為、手動シートの車より車両価格が上がる原因になる →標準装備ではなく追加のオプションの場合は追加費用が必要になる ・重量の増加 →電動で調整するためのモーターや制御装置を搭載するので、手動シートよりも重量が上がる ・修理、メンテナンスのコスト →電動シートが不具合を起こした場合、修理やメンテナンス費用が手動シートよりも濃い烏嶽になる →☆万が一故障した場合、手動では位置を調整できなくなってしまう可能性がある ・位置調整をするのに時間がかかる →手動シートと違い、電動シートはボタンを長押しして調整するので時間がかかる |
シートの角度や調整にこだわりがある方だと、電動シートのメリットを強く感じられるかもしれません。逆にあまりこだわりの無い方だとレバー式のシートの方がいいと感じる方もいるかもしれないなと起筆者は思います。手動でのシート調整は
●Gクラス電動シートの使い方
ではここから本題に入っていきましょう。
Gクラスの電動シートの使い方です。写真と動画の両方で1つずつ紹介していきます。

これが電動シートを調整するボタンです。ドアの内側に搭載されています。
直感的に操作できるように分かりやすく椅子の形になっていて、動かせる部位によってボタンが分かれています。

では上から一つずつ紹介します。
□ヘッドレスト
・高さ
ヘッドレストで調整できるのは上下の高さです。
操作ボタンを上下に押すことによって調整できます。
動画をどうぞ!
ではヘッドレストは最大でどのくらい長くなるでしょうか?

私の人差し指で測ったところ、約5cmだと判定できました。5cmには少し届かないので5cm弱といったくらいです。
□バックレスト
- 傾き
バックレストで調整できるのは角度です。
ご自身にとって適切な運転姿勢を取るための重要な箇所です。
これはボタンを前後に押すことによって調整します。
地味な点ではありますが、ボタンがしっかり“傾き”を表していて本当に細かいところまで気を配って製造しているなあという印象を受けました。
最大限に倒した時と、立てた時の写真がこちらです。


立てた時はほぼ90度の角度になります。
□座面
- 高さ
- 前後
- 傾き
座面で調整できるのは高さ、前後、傾きの3つです。
まずは高さから。
この箇所は“高さ”と“傾き”、どちらで表現するのがいいのか微妙な動き方をしていますね。
高さが上がっていると同時に斜めにもなっていきます。
少し分かりづらいので、高くなっている箇所を拡大してみます。
➁前後
2つ目の動きの前後ですね。
こちらも椅子と同じ動きをするので、前後に押して操作します。
最大限前にした際の、前の幅はこのくらいで、約15cmです。

➂傾き
最後は傾きです。
この箇所の操作は初見の人では分からない方も多いかもしれません。
これは座面ボタンの先の方を上下に押して調整します。
この傾きの操作は、座面ボタンの上のボタンと連動して動きます。
どこが上がっているか分かりますでしょうか?
シートの前部分にご注目下さい。
次は拡大してみます。
シートの前部分だけが上がることによって傾きを調整しています。
約2cmの傾きになります。数字で表すと分かりにくいですが、座ってみるとかなりの傾きに感じます。
□シートの長さ
・長さ
では最後の箇所の説明です。
座面ボタンの上にあるボタンですが、これは足もとのシートクッションが上がり下がりすることによってシートの長さが変わります。
■ シートメモリー機能について
ではここからはシートメモリー機能について紹介します。
<シートメモリー機能とは > シートの位置や角度などを記憶し、ワンタッチで設定したものを再現できる機能。 運転手好みのシートポジションを記憶させることが出来る。 複数のメモリーがあれば複数人のものを登録できるので、何人かで1つの車を共有している場合などは便利。 |
シートメモリー機能はとても便利な機能です。
例えば家族で1つの車を共有して使っていると、毎回毎回座席を自分で調整することになります。ですがこのシートメモリー機能があれば、ボタンを1回押すだけで自分好みのシートポジションに自動で変わってくれます。
Gクラスのシートメモリー機能には3つの形状を記憶させることができます。

□登録方法
ではこの便利な機能の使い方を紹介します。
記憶させる方法は簡単です。
<記憶方法> 登録したいシートポジションにする“Mを押しながら”、記憶させたい数字を押す“ポッ”という音が鳴ったら記憶完了 |
至って簡単ですね。
登録さえできれば、後はその数字を押すだけでそのシートポジションになります。
■ まとめ
シートポジションって、複数人と車を共有していると毎回変更する事になるので、地味なプチ負担?ストレス?になっていたりするのかな、と思います。
初めて電動シートとシートメモリーの機能がこの世に存在すると知った時には「なんて素晴らしいものがあるんだ!」と感動した筆者です。
乗る度に「いつもと位置が違う!」と思わなくていいのは、すごくいいなあと個人的に思います。
前回記述したサンルーフと一緒で、今回もかなり直感的な操作ができるシステムです。ただあまりにも直感的過ぎて、「知らなかったら難しいレベル」だと思います。そうなってしまうとせっかくのGクラスを有効活用できないので、是非使ってみて下さい。
Gクラスの電動シート・シートメモリー機能の使い方、いかがでしたでしょうか。
弊社ではGクラスの記事をこれからどんどん増やしていく予定ですので、是非これからも読んでいただけると嬉しいです。
また、弊社ではGクラスの中古車販売も行っておりますので気になる方は是非一度ご連絡ください。

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