ホンダ《FREEDフリード ハイブリッドDAA-GB8 》最大800W エコフロー走行充電器 取り付け 走っているだけで電気が溜まる!?門真の整備士が徹底解説!

 今回お客様からホンダのフリードFREEDと走行充電器をお預かり致しました。お客様が事前に購入された走行充電器を取り付けるのが、門真の整備士の今回のミッションになります。

メーカー・ブランドHONDA FREED HYBRID ホンダ フリード ハイブリッド
型式DAA-GB8
年式・初年度登録2018年式

 フリードは2008年に初代モデルが発売開始されました。街乗りはもちろんの事、車中泊も可能な事から、子育て世代を中心に人気の高いコンパクトミニバンになります。2024年通期で見てみると、軽自動車を除いてホンダで一番売れている車がフリードになります。

順位ブランド通称名(ブランド名)販売台数
1カローラ(トヨタ)166,956台
2ヤリス(トヨタ)166,162台
3シエンタ(トヨタ)111,090台
4ノート(日産)101,766台
5フリード(ホンダ)85,368台
6プリウス(トヨタ)83,485台
7セレナ(日産)80,899台
8アルファード(トヨタ)79,374台
9ヴェゼル(ホンダ)75,424台
10ヴォクシー(トヨタ)70,636台
   
一般社団法人日本自動車販売協会連合会のデータを元に作成

上記のデータは軽自動車・外車は除いています

 上表は2024年の売り上げ台数一覧(軽自動車は除く)になりますが、シエンタに次いでコンパクトミニバンでは2位につけています。ホンダのホームページにも「心地よいサイズ感」「いろんな機能がギュッ!」と書かれていますが、お車を拝見すると人気の理由に納得がいくと感じます。

 今回はお客様からお車と走行充電器の両方をお預かり致しました。取付けが今回のミッションになりますが、まずは走行充電器について起筆したいと思います。

 走行充電器とは、メインバッテリーの力を借りてサブバッテリーやポータブル電源に充電する為の充電器の事を指します。取付けの代表的なお車はキャンピングカーや特装車になります。一般的なお車の場合はエンジンを始動させるとオルタネーターがメインバッテリーに充電をします。しかしキャンピングカーなどで電気を使用する場合、メインバッテリーだけではすぐに電気が無くなってしまい、エンジンを始動させる事さえ出来ない事態に陥ってしまいます。ところが走行充電器を取り付けていればメインバッテリーの余剰電気をサブバッテリーにも充電してくれますので、車の電源確保をしてくれるのが走行充電器の役割りになります。

 メインバッテリーに走行充電器(エコフローオルタネーターチャージャー)を取り付ける事でメインバッテリーだけではなく、サブバッテリーにも充電してくれる事は先に起筆しましたが、お車にポータブル電源を積み込んでいる場合は、このポータブル電源にも充電を可能にしてくれます。

 ポータブル電源に充電しようと思うと、シガーソケットを利用するしかありません。もちろん家で充電してから出かける(←一般的です)、外ならRVパークや宿泊施設、EVステーションなど利用する事が出来ますが、当然ですが許可が必要だったり、有料の場合が大半です。ソーラーパネルを利用して充電する事も出来ますが、どうしてもお天気に左右されてしまいます。お金はかからないしECOですが、ソーラーのみに頼るのは不安が残ります。

 出先で電気が必要になった時、強い味方になってくれるのが走行充電器です。車のエンジンをかけるとオルタネーター(車の発電機)が一緒に回って発電を開始します。


【車の電気】
・停車中はバッテリーから電気を使う。
・運転中は発電機(オルタネーター)から電気を使う。←サブバッテリーはここから電気をもらう

 車を普通に走行させているだけで、勝手に(自動的に)電気が溜まっていく!それを走行充電器が現実のものにしてくれる事が、サブバッテリーシステムの大きな長所になります。最近では大きな災害も珍しくありません。もしもの時の災害対策としてもおススメですね。

  エコフロー(Eco Flow)の走行充電器(エコフローオルタネーターチャージャー)は「サブバッテリーシステムの為の充電器」です。走行中の余剰電力を活用して、急速充電してくれます。最大出力が800W(アイドリング時でも350W)ありますので、短時間でポータブル電源を満充電にする事が出来ます。前項でシガーソケットがチラッと出てきましたが、何とシガーソケットの8倍速で充電してくれます。電力供給を考えた時とても頼もしい存在になります。

 エコフロー(Eco Flow)の走行充電器とポータブル電源のダブル使いなら、インバーターを搭載する必要もありません。DC-ACの変換ロスも抑える事が出来ますので、”走行充電器+ポータブル電源”は最強タッグと言っても過言ではありません。

 且つ、ブルートゥースモジュール(BT-2モジュール)を接続していれば、スマホでモニタリング出来るので、電力管理を手元で行うことが出来、状況把握や設定の変更もスムーズに行う事が出来ます。

 

【Eco Flow Alternator Chargerの走行充電】
★DC-DC昇圧モジュールを介して12Vまたは24Vを48Vに変換し、XT150出力ケーブルを介して最大800Wの電力で充電。

★最大800Wの高出力は、シガーソケット充電と比べて8倍速く、1.3時間で1Kwhの充電が可能になり、車内の電力供給が大幅にアップします(アイドリング中は350W~400Wの充電が可能)。

★Eco Flowのポータブル電源と今回紹介している走行充電器(Alternator Charger)を併せて使用する事で、省スペースを実現。車内を更に有効活用できる様になります。

★走行中に充電できる事で、車内の電力供給が段違いに安定します。電源切れ(電力低下)のリスクが軽減され、また短時間で再充電されます。充電スポットを探す手間が無くなり長距離移動が容易になります。

Eco Flow Alternator Chargerの仕様・特徴は以下の通りです。

【Eco Flow Alternator Charger】の仕様・特徴
サイズ(寸法) 重量(H)24.2㎝×(W)19.4㎝×(D)3.5㎝ 2.3㎏
電池の種類リン酸鉄リチウム
Bluetooth周波数:2402MHz-2480MHz
最大出力:<10dBm
Wi-Fi周波数:2412MHz-2472MHz
最大出力:<20dBm
充電モード入力:11V-31V,最大76A
出力:40V-60V,最大800W
バッテリーメンテナンスモード入力:40V-60V,最大3A
出力:13.8V/27.6V,最大100W
逆充電モード入力:40V-60V,最大21A
出力:13.8V/27.6V,最大800W
ヒューズの定格電流125A
動作温度-20℃~60℃
保管温度-30℃~70℃
動作湿度≤95%
保管湿度≤95%
保護タイプ逆極性保護、過電流保護、短絡保護、過電圧保護、低電圧保護
パッケージ内容取付け板、ケーブル取り外し用工具、M6ナット、M5ネジ、入力ケーブル(5m)、XT150出力ケーブル(1m)、M6ネジ、ヒューズケーブル、ST5.5ネジ

では実際に、フリードに取付けをしていきます。

 まずは、バッテリーのマイナス端子を外して保護を行うところからスタートです。

 配線はエンジンルーム内やフロア下の隙間から車内(グロメット)に引き込みます。窓枠のゴムやサイドステップカバー等を外し、ドア横から配線し、助手席下に出してきます。助手席下には走行充電器本体と

給電側のコネクターを設置してありますので、そこまで配線を引っ張ってきました。

 メインバッテリーからバッ直して走行充電器に接続し、配線などの作業が終わればエンジン始動です。無事に充電開始されている事が確認出来ました。

 今回お預かりしたポータブルバッテリーは「Eco Flow DERTA3」になります。電池はもちろんリン酸鉄リチウムイオンバッテリーになります。仕様は以下の通りです。

【Eco Flow DELTA 3 】の仕様・特徴
<本体>
サイズ(寸法) 重量39.8x20.0x28.4㎝ 約12.5㎏
騒音<30db
バッテリー容量1024Wh、51.2V
Bluetooth対応
Wi-Fi対応
<出力仕様>
AC出力純正弦波、合計1500W (サージ3000W)
X-Boost機能で対応可能な電力製品の定格出力2000W
USB-A出⼒5V⎓2.4A、9V=2A、12V=1.5A、1ポートあたり最⼤18W、合計36W
USB-C出⼒5/9/12/15/⎓最大3A、20V=最大5A、1ポートあたり最⼤100W、合計200W
シガーソケット出⼒12.6V⎓10A
12VDC出力ポートDC5221:12.6V⎓3A/3A、合計126W、
<入力仕様>
AC入力X-Stream 急速充電で最⼤1500W
AC充電時間<56分
AC⼊⼒電圧(ソケット)100-120V~ 15A 50Hz/60Hz
ソーラー入力11~60V⎓15A 、最大500W、
<バッテリー仕様>
電池素材(セル種類)リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFeP04)
定格容量1024Wh(51.2V=20Ah)
使用サイクル4000回以上 バッテリー容量が80%に低下するまで
保護機能過電圧保護、過負荷保護、過熱保護、短絡保護、低温保護、低電圧保護、過電流保護
<環境範囲>
最適動作温度20℃~30℃
充電温度範囲0℃~45℃
保管温度範囲-10℃~45℃(最適温度は20℃~30℃推奨)
パッケージ内容
本体、専用AC充電ケーブル、専用シガーソケット充電ケーブル、DC5521 to DC5525ケーブル

 ホンダ・フリードはコンパクトミニバンになりますが、車内が広くシートも3列シート車、2列/3列シート車、2列シート車と選ぶ事が出来ます。乗車定員も5人乗り、6人乗り、7人乗りとありますので、家族構成や利用目的などライフスタイルに合わせて選ぶ事が出来るお車です。

【コンパクトミニバン】
ミニバンの中でも全長が4.4m以下の車をミニバンと呼び、広義では「5ナンバーのミニバン」を指します。
ミニバンより更にコンパクトな事からこう呼ばれていますが、車内スペースはミニバンに引けを取りません。
また小回りが利き、使いやすい事から都市部でも人気です。

 広い車内はコンパクトミニバンの強みです。コンパクトでありながらアウトドアに使用出来る程のスペースを有していますので、お出かけにはもってこいです。荷室が広い事はキャンプにとっては外せない条件です。他にもラゲージスペースがフラットになる等車自体の機能や装備が充実する事で、比例して外で過ごす時間も充実します。そこに電力が加われば鬼に金棒と言う訳ですね。

 レノジー(RENOGY)の走行充電器のメリットは、別系統の電流(オルタネーターとソーラー)が一箇所に入力されるので、サブバッテリーへの充電が適切にコントロールされる点です。走行充電とソーラー充電が独立している場合、同時充電により過充電されてしまう可能性があります。レノジー(RENOGY)の走行充電器でMPPT機能内蔵タイプなら、停車中はソーラーパネルからの充電も可能です。

 一昔前は、キャンピングカーと言うと特別な存在で一般的とは言えませんでした。広い!デカい!高い!というイメージでしたが、今では軽キャンもどんどん増えています。今回の様にフリードをベース車にされるお客様もいらっしゃれば、アウトランダー(三菱)やスペーシア(スズキ)等、今までならベース車としてはレアモデルだったお車が、個性豊かなキャンピングカーとして活躍しています。

 サブバッテリーシステムは、ガソリン車・ハイブリッド車のどちらにも設置する事が可能ですが、車によってオルタネーターのサイズ(容量)は違います。軽自動車のオルタネーターでは60A(750w)程度になります(車種や年式によって変わりますので参考値として甘受下さい)。基本はETCやカーナビ、エアコン等で使用する事を目的としていますので、そのお車に合った(適合した)オルタネーターが積まれています。

 もしこれからサブバッテリーシステムの設置をお考えでしたら、お客様がお乗りのお車のオルタネーターがどれくらいのスペックでどれくらい発電しているのを知る必要があります。ご検討の際は是非東伸自動車にお任せ下さい。お客様のお車にマッチしたシステムをご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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